「昨日は美味しく淹れられたのに、今日はなぜか安定しない」
家庭用エスプレッソを続けていると、 誰もが一度はこの状況にぶつかります。
抽出が早すぎたり、逆に詰まったり。 味もぼんやりしていたり、急に尖ったり。
この記事では、家庭用エスプレッソで 抽出が安定しない日に確認してほしいポイントを チェックリスト形式でまとめました。
まず知っておいてほしい前提
家庭用エスプレッソは、 業務用と比べて環境の変化を受けやすいです。
- 室温や湿度
- 豆の状態
- マシンの温まり具合
これらが少し変わるだけでも、 抽出結果に影響が出ます。
「今日はダメだ」と感じた日は、 感覚だけで調整せず、順番に確認していくことが大切です。
チェック① グラインダーの設定はズレていないか
まず最初に確認したいのは、 グラインダーの挽き目設定です。
前回と同じつもりでも、
- ダイヤルを触ってしまっていた
- 豆を変えた
- 湿度が大きく変わった
こうした理由で、挽き目が合わなくなることはよくあります。
抽出が早すぎるなら少し細かく、 遅すぎるなら少し粗く。 まずはここから調整します。
チェック② ドーズ量は毎回揃っているか
意外と見落としがちなのが、 コーヒー粉の量(ドーズ)です。
1g違うだけでも、 エスプレッソの流れ方は大きく変わります。
- スケールで毎回計っているか
- 粉のこぼれや残りが出ていないか
安定しない日は、 基本に戻ってドーズを揃えてみてください。
チェック③ タンピングは雑になっていないか
家庭で淹れていると、 ついタンピングが適当になりがちです。
- 水平になっているか
- 極端に強く押しすぎていないか
- 毎回同じ感覚で押せているか
タンピングが不安定だと、 チャネリングが起きやすくなります。
「力」よりも「再現性」を意識するのがポイントです。
チェック④ マシンはしっかり温まっているか
家庭用エスプレッソマシンは、 プレヒート不足で味がブレやすいです。
- 電源を入れてから十分時間が経っているか
- ポルタフィルターも温まっているか
抽出前に一度お湯を流すだけでも、 安定感は変わってきます。
チェック⑤ 豆の状態が変わっていないか
豆は生鮮食品です。 焙煎日からの日数や保存状態によって、 抽出特性は変化します。
- 開封してから時間が経っていないか
- 湿気を吸っていないか
「昨日と同じ豆」でも、 同じではない可能性があります。
調子が悪い日は「全部直そう」としない
抽出が安定しないと、 あれもこれも触りたくなります。
しかし、一度に複数の要素を変えると、 原因が分からなくなります。
- 1つ直して抽出
- 結果を確認
この繰り返しが、上達への近道です。
まとめ
エスプレッソ抽出が安定しない日は、 感覚よりもチェックリストを信じてください。
- 挽き目
- ドーズ
- タンピング
- プレヒート
- 豆の状態
家庭用だからこそ、 こうした積み重ねが味の再現性を高めてくれます。
「不調な日」も、立派な経験です。 一つずつ確認しながら、 自分なりの基準を作っていきましょう。